【決算確認】ズームビデオコミュニケーション社(ZM)2021年第三四半期

確認します。数字は以下の通りです。
Investor Relations - Zoom

実績

収益 $1,050.8 million (前年同期比35%成長)
利益 $340.3 million
EPS $1.11

Q4予想

収益 $1,051 - 1,053 million
利益 $361 - 363 million
EPS $1.06 - $1.07

2020年第四四半期の収益は$882millionのため予想の数字では前年同期比の成長率は20%台まで落ち込む予想です。

https://investors.zoom.us/static-files/cb6e19bf-5509-4eec-9a75-08aea9ecbc42
素晴らしい成長ではありますが、全世界のリモートワークを力強く推進していたZMとしては、成長鈍化したと取れる数字です。株価は2020/10に$560に到達していたが、1年経過して35%成長にもかかわらず株価は50%以下(11月22日時点で$242)まで下落しています。その間に増資を行なっているので同じ水準で比較することはできませんが、リモートワークのソフトウェアとしてのZMはピークは過ぎてしまったという印象があります。

時勢と事業で大幅な追い風で成長できたことを前向きに捉えて次の事業の柱に目を向けていきたい。特にZMが提供する電話は収益額は小さいものの大幅に成長を続けています。

今メタバース関連の銘柄が大幅に株価が伸びていて、ZMもその分野で何らかの存在感を示せないかと思います。もちろん、方針を誤ればリモートワークに利用するZoomというソフトウェアもメタバースの仕組みで書き換えられてしまうため、今後数年の動きでZMの将来が決まると思います。

メタバースが普及すると、スターウォーズの評議会のようにアバターと人間が入り混じるバーチャル会議が日常風景になると思ってます。そうなった場合、平面で人数分の画面分割バーチャル会議需要は急激に減るはずで、次の収益の柱に期待したいです。