大きな事業者は色々な影響を受ける_Zホールディングス2022年3月期第二四半期

最初にまとめると思ったより悪くない数字でした。この会社の決算発表は小綺麗な決算で「過去最高」だの「YoY2倍」という数字が並びますが悪い数字を出さず毎回そこを質疑応答で質問されている印象です。前回(?)は質問者に川邊CEOが逆ギレっぽく「ほならね理論」を提示していて爆笑しました。

数字

Q3売上 3900億円
Q3利益 800億

昨年同期比で売り上げは5%増収、利益は20%減益となっています。昨年から減益の原因はPayPayの連結によるものとメディア事業(おもに広告)での減速と回答がありました。

メディア事業の苦戦

世界的に経済が減速して広告を主事業にする会社は軒並み業績が悪化していて、この会社も悪い数字が出ているように思います。

今後について

メディア事業(広告)の減速に伴い今期はQ3とQ4は厳しい数字になるでしょう。

岡山県で生活していると田舎の飲食店でもPayPayが利用可能になっているので利用環境は普及していると感じますし、取扱高も右肩上がりで第二四半期では1兆8000億もの取り扱いがあったようです。

一部外国の事業(フードデリバリーなど)の赤字部分を計上しているものもあり、世界的に不況の波が広がると、多数の事業を抱える場合は影響が出てしまうように感じました。

景気が良くなる兆しが出れば反転する可能性もありますが、まだアメリカで不況の入り口に入ったばかりの状況なので我慢の時期が続くでしょう。