ソフトバンクの決算を読む

ソフトバンク(携帯電話会社)の記事を書きましたが、決算を読みます。

決算

https://www.softbank.jp/corp/ir/documents/presentations/fy2020/#result-20210511
短信

3大携帯キャリアと言われるだけあって規模も桁違いですね・・・。売上は7%増(4兆8000億→5兆2000億)、利益は6%増(9100億→9700億)と伸び率としては少ないですがとてつもない数字が出ています。この銘柄は日本でもJTの次くらいに配当を出す会社だと思いますし、高配当銘柄(本日終値時点で配当利回り6.99%)でこれほどの業績を叩き出すのは驚異的です。

財務

前回記事に記載したので省略いたします

. 2021年3月期予想

売上6%増(5.2兆→5.5兆)、利益0.4%増(9708億→9750億)となっています。携帯電話新料金プランの影響を1000億円と見込んでいるようです。ただしこれは他社を影響を考慮しない数字とのことで、楽天モバイルの影響を受けるはずです。

統括

ソフトバンクは2021年において事業に必要なヒトモノカネを持っていて、国内の主要事業全てでNo1を目指すというビジョンを出し、まず2020年代前半にECとスマホでNo1を取る宣言がありました。これまでソフトバンク単体で数字を見ていましたが、連結で決算している以上グループ会社全体を見通して投資する必要があると改めて思いました。5兆弱の売上を出す会社ですが、時価総額が6兆8000億、PERが13.9倍のため、業績に対して株価は割安で、かつ、高配当です。グループ企業の業績にも左右されることと、負債の多さは気がかりですが優良投資先であることは間違いないですね。昨日からグロース株やテック銘柄が暴落している状況において、ソフトバンク株のようなバリュー高配当銘柄が高騰する可能性が高いので、時期を見極めて買い増ししていきたいです。

以上、よろしくお願いいたします