荒川化学工業の決算

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決算

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2021年3月期 決算短信

売上は横ばい(729億→705億)、利益は25%増(25億→32億)となり前期と比較では大きな成長となりました。前期はコロナ景気で大幅な減速でしたが回復基調となっています。

2022年3月来期予想

売上は微増(729億→770億)、利益は32%減(32億→22億)となっています。単に業績見合いではなく、大型設備の稼働に伴って償却費が増えることによる減益です。収益構造が改善する見込みのため好感です。また2022年3月の配当は増配見込みとのことでした。来期は投資と受け入れて、配当も据え置き、もしくは減配にした方がより明確なメッセージになったはずです。投資で減益でも増配となると、ちぐはぐな印象になるでしょう(中長期的に考えて最善の落としどろを見極めた結果だとは思いますが)。事業に関しては決算の結果を見ている限り即低迷するものではないと予想していています。

統括

最近5年は横ばいの年もありますが1株純資産が継続増加していて収益構造は大変優秀だと思います。来期の予想は数字だけみると非常に厳しいですが、2025年に売上900億、利益65億を達成するための投資だと認識していますので、それに向けて邁進してほしいです。

以上、よろしくお願いいたします