【決算確認】良品計画2022年8月期第三四半期

確認します。良品計画は無印良品の小売店での販売が主な事業形態の会社です。

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最新の決算では売上が伸びているものの利益が大幅に減る厳しい状況であることが伺えます。前年同期比と比較して衣服や雑貨の売上が減少したことと円安の影響による輸送費など間接コストが増加したことで利益が圧迫されたため、大きな現役になってしまったと読み取れます。

先日、自分の近くで営業している店舗に平日の午後に行ってみたところ店員4名に対して来客は自分1日という状況でした。

今回良品計画を取り上げた理由として4月と6月に短期間で2回も業績予想の下方修正を出しています。1回目は利益が15%減る予想をだし、2回目はそこから30%減る予想となりました。当然下方修正となれば株価は急落するため、今後の株価推移を注視する意図で現状を確認します。

まず利益の数字に関しては前年同期比で約半分となっています(前期120億、今期60億)。良品計画の売上の60%は国内で30%は海外からとなっており、各国のロックダウン事情なども業績の減速につながっていると思います。

https://ryohin-keikaku.jp/balance/pdf/ly_ratio.pdf

2回の下方修正で予想の数字がかなり低くなっていて第四四半期の数字次第で大幅に予想を上回るでしょう。6月の実績を見る限りでも大幅に達成でき、決算までには上方修正が来るのではとみています(実績をみると国内は売上高がほぼ前年同月と同等となっています)。

株価は1回目の下方修正と2回目の下方修正で大幅に下落していますが、7月の決算と月次売上の速報から急速に戻しているように見えます。前回最も株価が高くなったのが2021年の3月で前期第二四半期の決算前後だと思います。その際は前々期(2020年8月期)が赤字に転落した後の戻り需要もあり、大幅に株式が買われたと思います。

今回も前期(2021年8月期)から増収減益になってはいますが業績に対して株価は割安であることと、円安と、衣服など季節商品の不振という再現性がないことが原因であるため、今後業績が伸びて株価が上昇する可能性はあると考えています。

新規出店ペースも減速していないと思うので、月次の売上に注視しながらタイミングを見て入ります。今日時点の株価は1370円ですが、ここから50日平均線付近まで下落する見込みでおりますので、それ前後になったら強めに買っていきたい!!