【決算確認】エスプール2022年11月第二四半期

エスプールは東京の事業者で主にコールセンターのアウトソーシング事業などを提供する会社です

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主観にはなりますがコールセンターやチャットなど利用者の応対はいずれデジタル化されると言われています。コールセンターの運営を受注するエスプール社の業績を注視しておけばその波を検知できるかも、と考えて注視しています。

数字

2016〜2017年にかけて業績が出ているが株価が上がらずEPSが大きく上がっています。以降は株価が上がったことでEPSが下がりました。業績を見ると綺麗な増収増益を続けています。通期で見ると5年連続で売上高・利益ともに2桁成長を続けています。

キャッシュフローを見ると営業キャッシュフローにおいて一定の数字が継続して入っています。また、継続成長に合わせて投資のキャッシュフローも大きくなっているため良い成長を続けていると読み取れます。

事業

いくつかの事業を進めていますがコールセンターと障がい者雇用支援事業が大きく伸びています。数字が出るのは素晴らしいですが、特定の事業の依存度がかなり高くなっているので、主たる事業以外の柱も期待したいです。

統括

今期コールセンターのアウトソースが20%近い成長を見せています。デジタル化の波がいつ/どのような形でくるか?わかりませんが、その懸念があるため競合他社の参入が少ないとも言えます。まだ完璧に応対できる音声認識や制御技術がないためしばらくは成長し続けられると思います。しかし10年後どうなるか?を考えると厳しいですし、コールセンターの立ち上げ/音声パターンの学習/運用などコールセンター特化の総合コンサルの比率をもっと増やしていけたらと考えています。

今後高齢者の比率が増えてコールセンターやチャットの需要は増えると考えています。人間の電話やチャットの応対をいつまで人間がやるか?わかりませんが少なくとも5年先までは実用化しないと考えています。昨年だったかGoogleI/Oで飲食店への予約電話をロボットがやってるデモがありましたが、まだ限定された環境下での活動までしか使えません。

それらのDXが日本でどのように進むのか?エスプール社の業績を注視しながら検知していきたい。

株価の推移は長期で見ると業績に沿って株価が伸びているので、今後も手堅く伸びると思います。特に現時点では下落から徐々に戻して月足のチャートで下落基調からトレンド転換する手前まできているので1150円をブレイクできれば買う予定です!