Zホールディングス2022年3月期通期決算

確認します。

似たようなセクターを見ていくと小規模なサービス提供事業者や受託開発は好調だが、大規模なZHDや楽天は苦戦が続いているイメージがあります。ゼットホールディングス(以下「ZHD」)も同様に厳しい決算に見えます。

前期同期比で増収増益であるものの、調整後EPSなどはかなり厳しいです。特に深刻に感じてるのがコマース事業で、ショッピング事業は楽天の成長率に負け、リユース事業はメルカリに負け、かなり厳しいですね。。

前向きな話題としてはPayPayの決済事業で5600万ユーザーを超えて、決済回数も4半期で13億回を超えてきました。たしかSUICAの決済が1日500万とかだったので、それの倍以上使われていると考えるとまだまだ成長が続いてますね。PayPayカードも会員数が1000万人を超えていて、まだ楽天カードの3000万までは遠いですが着実に成長しているのが見てとれます。

質疑応答でも何名かの方がおっしゃっていましたが、最近の決算はほぼ同じようなことを繰り返していて、今回はマーケ費や採用を削減して成長を犠牲に利益を出す、という内容でした。

今回の発表で全面に出していたヤフーとLINEのID連携とプレミアム特典の拡充がどれくらい業績に寄与するのか?注視していきたい。

発表があった通り来期は固定費を削減することに注力するとのことなので、投資の準備期間として数字が現れるのは早くても2024年3月期になりそうです。