金融セクターの見通しについて

以前金融の安さについて触れましたが、アメリカ市場のインフレ懸念で資金が金融にも動いています。その流れが日本にも来るか?と言われると自分は来ないと思ってます。

昨年から特殊な事情がありますが、国や地方銀行の無利子、無担保融資が出ている状況で銀行の本業にあたる融資事業の業績が悪化している傾向にあるためです。元々融資は数年単位で返済を受ける仕組み上、直近の決算では影響が少ないですが、2〜3年後の決算では目に見えて減速してしまうと予想します。

特に懸念があるのは京葉銀行の以下などです。この決断をしたことは、地域企業の倒産などで投資先がなくなるリスクを考慮すると、中長期で考えると正しいのかもしれません。しかし直近は業績の減速は避けられず厳しい状況が続くと思います。
> https://www.keiyobank.co.jp/othernews/2020/20200407103955.html
> 融資条件変更手数料の免除について

短期的な採算は無視して京葉銀行など厳しい予想銘柄をいくつか買いました。金融機関は配当目的の長期保有者が多いですが、業績悪化による配当減配が起きないよう本業以外の収入源を早急に確保して欲しいです(まだ規制緩和が成されてないためできることは限られていますが・・・)。

もちろん目に見える業績悪化を政府がずっと放置するとは思わないのですが、関連のニュースは注視しようと思います。

以上、よろしくお願いいたします。