化学品商社です。1単元投資していますので決算を確認します。
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2021年3月期 第3四半期決算短信
売上は前期の同四半期数字を10%ほど下回っています。利益は微増となっています。会社の当期予想を一部3Qで超えていて、通期では四季報の予想と近い数字になるかと予想しています。
財務状況
資産が153億に対して、負債が74億となっています。今期短期借入金が増えていますが額面としては資産と比較して少額のため問題ないかと存じます。利益に関しては特に特記事項はありません。時価総額38億円の企業に対して資産と負債の数字がいずれも多く資金効率が悪いように読めます。また、ご存知の方も多いかと思いますが超優良企業である花王の株を多数資産として持っていることもあり、固定資産の投資有価証券を65億円計上しています。
事業状況
オレオケミカル（環境に優しいパームやヤシから取れる天然油脂を使った化学製品のこと）の専門商社で時代的にも全世界から注目を集めている分野になります。石油化学品やワックスなど化学品部門はコロナ禍の影響もあり、受注が低迷しています。石鹸や洗剤など日用品部門は需要が高まり好調を維持しています。土木建設資材部門も業界の景気に合わせて減速しています。
全世界的に化学製品は有限な石油などを使わず、環境に配慮した天然油脂を使うべき方向性に傾いていて、実績があり、海外との取引もあるこの会社は中長期的に見て追い風が吹いてると言えます。
統括
決算の内容としてはかなり厳しく、コロナ禍で日用品は好調だが、業績に閉める割合が化学品と比べて小さいため恩恵は限定的ですね。投資対象としては、時価総額を超える株式を保持していることもあり資産バリュー株です（保持している流動資産の価値以下の時価総額というのもねじれてますね）。また、4/20に以下の情報が話題になったことで大きく高騰したと思われます。現在1単元しか持っていませんが、資金を捻出して買い増ししていきたい。今後の推移も注視したいと思います。
China sees favourable prospects for sustainable palm oil production
https://rspo.org/news-and-events/news/china-sees-favourable-prospects-for-sustainable-palm-oil-production
以上、よろしくお願いいたします
